本日(2015年11月12日)の新聞を見ていて
気になる記事がありました。
アメリカにおける学生ローンの話題です。
大学の授業料が高いアメリカでは約40%の
学生がローンを活用しているようです。
この新聞記事によると、サイモンさんという女性は
高校失業後、学費を借りて、アルバイトもしながら
大学に進学したそうです。
アメリカではそうした進学のための
学費の借り入れを学生ローンと呼んでいます。
当サイトでも別コラムで書いていますが、
日本でも50%以上がローンを利用している
というデータがあります。
こうした背景にはやはり日米ともに
経済格差が拡大しているということが
一番の要因になっているようです。
また日本の場合、40年前に比べ、
国立大学の授業料が15倍くらいに
なっている状況も一因と思われます。
学生ローンのメリットとデメリットは
無利子、有利子がそれぞれあり、
大学など学校を卒業すると学生本人による
自力での返済がスタートするということです。
本人がまだ社会に出ておらず、
収入などはありませんから、
消費者金融のキャッシングや
銀行のカードローンなどのように
厳しい審査はありません。
これがいわゆる奨学金制度です。
一方、教育ローンという別のサービスが
あります。
これは親が金融機関から借り入れし、
返済するというものです。
当然、与信審査もあります。
教育ローンの借入について少し詳しく説明しておきます。
特長としては、使途が子どもの教育関係に
限定されるローンとなります。
幼稚園から大学・大学院、専門学校などの
各種学校までの入学金や授業料などが対象
となっています。
ローンの期間ですが、無担保融資であれば
最長で10年です。
有担保であれば、最長で25年となっています。
金利は固定金利と変動金利があり、利率は
金融会社それぞれのケースで違ってきます。
銀行やJA、政府系の日本政策金融公庫の国民生活事業
などがおすすめです。
上記の金融機関では契約の際、
収入証明書、住民票、入学金や学費の納付書
などの写しが必要となります。
また借入限度額は無担保の場合、
10万円以上300万円までが一般的です。
有担保であれば、最高5000万円までと
非常に高い設定となっています。
これは私立大学の医学部進学などを想定したもの
だと思われます。
ただ、現実の実体験のお話をすれば、
無担保で10万円から50万円くらいを
ローンで借り入れしようという方のケースでは
わざわざ面倒な必要書類が必要で
審査も厳しく、時間のかかる銀行ローンへ
申込をする人はあまりいません。
私の兄弟もそうしました。
少額の借金であれば、手軽な銀行カードローンや
プロミスやアコムなどのキャッシングで
一時的に借りてしまう人が多いのが実情です。
特に消費者金融カードローンは
即日でも融資可能なところがほとんどですからね。