おもな大手の消費者金融は独自のデータなどに
基づいてプログラムを開発し、自動与信を
おこなっています。
金融業界ではじめてそれを採用したのが
プロミスでした。1983年に業界初の
コンピュータによる自動与信システムを
開発していますから、かなり長い年月が
すでに流れています。
さて、この自動与信システムでは
実際にあなたのどんな情報をインプットして
審査をおこなっているのでしょうか。
詳しく見ていきます。
審査項目はおもに以下のものです。
・生年月日
・契約区分(本人/配偶者)
・入社年月
・卒業年月
・保険証種別
・職種
・住居種別
・家族構成(配偶者子供あり/配偶者あり/独身家族同居/独身家族別居/特別独身)
・居住年数
・信用情報機関での未完件数
・自宅電話区分(固定/携帯)
・地区別限定コード
などがあります。
中でも重要な項目は「入社年月」と「卒業年月」です。
これらの項目をを数値化したものを
社会指数と呼んでいます。
その数値が整数の「1」が満点で
「1」に近いほど社会的信用度は高くなります。
最低点は「0」で、「0」に近い数値は
社会的な信用が低いとされています。
基本的に満点や0点の人はいませんから
人によっては0.72ポイントだったり、
0.34ポイントだったりするわけです。
当然、前者が審査に通りやすく、
後者は厳しいという結果になるでしょう。
ちなみにこの数値(与信算出)は
支払能力も人物評価も加味されません。
あくまでも機械的な数字なのです。
だからこそ、最後は人間の目が入る余地があり
逆転可決ということもあり得ます。
前述した「支店長与信」があるからですね。