最近ではインターネットでのローン申込が主流ですが
少し前まではアコムの「むじんくん」に代表されるように
無人契約機が消費者金融ユーザーには人気でした。
当サイトでは、ネット申込の後、
カードの受け取りだけを無人契約機で
済ませることをオススメしていますが
今回は取材も兼ねて無人機を使ってみたので
レポートします。
今、インターネットがない時代だと仮定して、
「消費者金融からお金を借りたい」となった場合、
アナタは各支店の窓口と無人契約機の
どちらかを選ぶでしょうか。
迷うことなく無人機を利用したくなる気持ちは容易に予想できます。
早くて簡単でスムーズそうだし、何より誰にも会わなくていいので、
他人の目は気にならないし、借金する「後ろめたさ」を感じなくて済むのがいいですよね。
ある大手の銀行系消費者金融の統計では、
実に新規申込客の約8割が無人契約機で
申込みを済ませる、またカードを受け取る
という結果が出ています。
結果、人件費の削減目的もあって
わざわざ支店を閉鎖して
無人契約機を設置しようとするカードローン会社も多いのが現実です。
ここで注意書きしておきますと、
無人契約機はあくまでキャッシュカードを発行するための機械
であるということです。
おそらくキャッシング初心者は知らなかったはずです。
(※ただし、無人機でも住所の変更手続きなどは可能。)
消費者金融が提携している銀行やコンビニのATMのように、
無人契約機で現金の借り入れ・返済ができるわけではないので注意が必要です。
さて、無人契約機を利用した際の一連の手続きの流れはおおよそ以下の通りでした。
①入室(無人機来店)
↓
②施錠(他の顧客が入らないようにする)
↓
③スキャナに身分証明証を提示
↓
④タッチパネル画面での質問に回答
↓
⑤申込み書に必要事項を記入
↓
⑥審査通過の後、カードが発行(現金の振込)
※【編集者注】
最近は、まずネットで①から⑤までの
手続きはすませて、⑥のカード発行だけを
無人機でおこなうのが通常です。※
①入室するとまず、店側の方でブザーが鳴り、裏に控えている店員が応対に備えます。
②画面に表示される「施錠」をタッチすると、ガチッと音がして、入口の扉の錠前がロックされます。申し込み手続き中に他の顧客が入って来ないようにするわけです。
③手続きが開始。無人契約機でも運転免許証などの身分証の提出は必須となります。(ネット申込では身分証の画像の送信でOKですが、ここでは本物が必要)
④あなたの姓名や生年月日、住所など個人情報はもちろん、勤務先、職業、年収、勤続年数、(場合によって親の連絡先※親の連絡先が分かると予定額がアップしたり審査が有利になる※)、他社での借入れ状況など、ネットや窓口とほとんど同じ質問です。
画面に表示される選択肢の中で核当するものをスマホのように指でタップすれば(押していけば)OK。
⑤ネット申込や窓口申し込みで書かされるものと項目はほとんど同じです。
金融業者によっては、無人契約機から申込書を何枚でも取り出せる場合もありますが、1枚しか渡してもらえない金融会社もあります。
項目を間違えると面倒なことになるので、心を落ち着かせて書くことをオススメします。
※なお、もしあなたが不幸にも審査で融資を断られた場合、「申込書を返してほしい」と言っても返ってこないのでご注意を。
③~⑤の順序は、キャッシング業者によって違いますが、
②の施錠から⑥までは平均して約15~20分ほどかかります。
その間に、対応する消費者金融の社員は
個人信用情報センターにアクセスして顧客データを調査したり
勤め先などに在籍確認の電話を入れているのです。
※余談ですが、無職の学生時代、友人に借金を断られ、
学生ローンを申し込んだ時などは
親元にも電話連絡を入れられたこともあります。
今では笑い話ですが「親父が怒るかも」と気になったものです。※
無事あなたが審査をパスすれば、今回の融資限度額が画面表示され、カードと契約書が発行されます。
WEB申込の場合、現金はあなたの口座へ振り込みしてもらうと最短でお金を受け取れるでしょう。