誰でもキャッシングの審査を受ける前は不安になるものです。
消費者金融サイドがいったい何を審査基準にしているのか?
それを知れば、事前に心構え、心の準備もできますよね。
昔から、敵を知り己を知れば百戦危うからず、というではありませんか。
ということで、このページでは金融業者が「何を基準にしているか」を
明らかにしていきます。
①まずは「職業」について。
消費者金融の審査には歴然とした職業の貴賎があります。
ヒエラルキーの頂点に位置するのは公務員です。
(※ヒエラルキー=ピラミッド形に上下に序列化された位階制の秩序や組織※)
「全国の消費者金融に、公務員が来店して喜ばない会社は1社もない」
と断言してもいいかと思います。
給料が多い少ないではなく、より安定した職業が好まれる傾向にあるからです。
公務員には、給料・ボーナスの遅延やカットがなく、さらに退職金も大きい。
業績不振によるリストラもありませんので、安心してお金を貸せるのですね。
また、公務員は世間体を気にする人が多いため、
支払日(返済期日)には遅れないし、自己破産する人も少ないです。
次に続くのが、一部上場の事務職で、次が営業職です。
営業職には、歩合給が多く、収入の上下を嫌う消費者金融は事務職を上位に位置づけるのです。
逆にワースト3は水商売、土建業、タクシー運転手となっています。
決して差別などではなく、風俗勤務やガテン系は
過去に貸し倒れ率が高かった、というデータに
基づいているだけのお話です。
また、どの職種であれ、転職回数は少なければ少ないほど、
勤務年数は長ければ長いほど、年収は多ければ多いほど社会的属性は高くなります。
②次の審査基準は「健康保険」です。
社会保険組合や会社の保険組合が発行し、保険料は給料から天引きされる社会保険証。
一方、国民保険証は20才以上なら役所に行けば誰でも作れます。
当然、社会保険証所持者の方が、社会的属性が高いのです。
元金融会社の人に言わせると、
「社保なら他社借入れが3件あっても楽勝で50万円を借りられるが、
国保で同条件なら借入額20万円が関の山だ」という話でした。
③3番目は「家族構成」。
借金を内緒にすべき家族が多いほど、貸し倒れ率は低くなり、社会的属性は高くなるとされています。
配偶者の有無でいえば、「既婚>未婚>離婚」の順となります(離婚経験者のほうが事故率が高い)。
したがって「既婚者で両親2人子供2人と同居」ならば、
内緒にしたい人が5人もいるので貸し倒れ率は低いと判断され、
逆に「離婚後、独身1人暮らし」となれば社会的属性は低くなるのです。
ただ家族の人間が多ければいいというわけではなく、
「こどもが6人いる」というのはマイナス要因になりかねません。
消費者金融の業界では「貧乏人の子だくさん」という定説がありますので。
④最後は「自宅(住居)」。
「持ち家>借家」なのは当然でしょう。
持ち家でも「住宅ローン無し」の方が有利なのは言うまでもありません。
借家の場合、賃貸契約した「賃貸住宅」よりも「市営住宅」の方が社会的属性が低くなります。
賃貸住宅は賃貸契約の審査に通ったという実績がプラスに働くのです。
市営住宅は低所得の入居が多いため、貸し倒れ率が高いというデータもあります。
基本的に、移住年数が長ければ長いほど、転居回数は少なければ少ないほうが良いとされています。
以上、4つのポイントから消費者金融側が
どんな基準で審査しているのか解説しました。
あなたのカードローン審査が否決にならないよう参考になれば幸いです。