キャッシング比較

アコムの個人向け事業者ローン審査と総量規制対象外

2010年に完全施行された改正貸金業法ですが
さまざまな問題点も指摘されています。

この法律そのものが消費者金融・ノンバンクの
利用者は「個人」であるという前提で
作られているのではないかとも言われています。

本当にそうであれば問題点が生じるのは
必然と言ってもいいでしょう。

というのは、金融業者の「融資残高」は
事業者向けローンが半数以上を占めている
というデータがあるからです。

もちろん、借り入れの件数は個人の方が
多い
です。

ですが、零細企業や個人事業主などは
一度に借入する金額が大きい
ので、
そのようなデータになるのです。

意外な盲点かもしれませんが、
消費者金融・ノンバンクの融資残高は、
個人消費者向けの残高よりも、
事業者向けのローン残高の方が多いのです。

貸金業者からお金を借りる理由は千差万別で
これまで付き合いのあった銀行や信用金庫から
突然、融資を打ち切られ、仕方なく利用している
事業者もいます。

1つ例を挙げます。

ある会社では現金での仕入れが基本で、
仕事が入ると現金を事前に用意しなければ
なりません。

ちなみに仕事の報酬は1~2か月後の
後払いとします。

前金でもらえるなら良いですが、
そうではないので資金繰りとして
つなぎ資金」が必要になります。

しかも仕事はもう2,3日後に迫っている。
こういうケースでは商工ローンや消費者金融、
あるいは銀行カードローン
に頼るしかありません。

悠長に銀行へ行き、書類を揃え、提出。
審査を長々と待つ、というわけには
いかないのです。

資金が必要になった時に必要な金額だけを
金融会社から短期間だけ借り入れ
して、
売上金が入金されるとすぐに返済するという
経営スタイルで上手くやってきた事業者には
改正貸金業法は迷惑だという声もあります。

特に、総量規制が問題だという指摘は多いです。
金利が低くなったのは悪くないのですが、
全体的な見直しが必要かもしれません。

幸いに2015年現在、政府で見直しを検討する
動きもあり今後注目です。

【補足】
個人事業主などが事業資金として借り入れすること自体は
例外として総量規制の対象外となっています。

ですが、審査の時に決算書や確定申告書の提出など面倒なことが
要求されており、そこが利便性や緊急性の面から問題点

指摘されています。

【最新情報】
最近アコムが「ビジネスサポートカードローン
というサービスを開始しております。
最高300万円までの限度額内で、個人事業主の方々をサポート
してくれます。もちろん総量規制の対象外です。

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