都内の有名大学で学生時代を過ごした佐々木さんは、
そのころあまりに何もすることがなく毎日パチンコをやっていたそうです。
生活費を稼ぎ出すところまではいかなかったが、トータル収支はブラスだったとか。
卒業後、マスコミに就職し、しばらくは忙しくてパチンコからは遠ざかっていました。
しかし半年経ったところで、忙しさのストレスからパチンコ、パチスロに走ることに。
最初は会社帰りにちょっと寄っていくだけでしたが、負けがこんでくると、
たまの休日も店でまるまる過ごすようになりました。
さらには、狙いの台を仕事の合間に打つほどになってしまったそうです。
「このころは、仕事があるといって、彼女とのデートを断って店に通っていましたね。
でも、ぜんぜん勝てないんですよ。なぜかというと、サラリーマンをしていると、
ここぞというときに台を押さえられないからなんです。
学生時代は、朝から晩まで毎日店にいたから出る台を読めたし、ちゃんとその台を押さえられたんですけどねぇ」
負けてばかりいた佐々木さんを虜にしたのが沖スロ。
初めて沖スロを打ったときに2時間で6~7万円ほど勝ってしまい、
「コイツならいままでの負けを取り返せるぞ」と思い込んだらしいです。
「ハナハナ」「島唄」という波の荒い機種が好きになったそうです。
まったくビックを引けないときは、あっというまに10万円をやられてしまい、
そのため、佐々木さんの借金は一気に膨らむことになりました。
佐々木さんは学生時代に一度だけ東京の学生ローンから借金をしたことがありました。
そのときの印象がよかったのか、佐々木さんは最初にその学生ローンから借りることに。
すでに社会人になっていたのだが、そのことを正直に告げると、二つ返事で希望額を振り込んでくれたという。
しかも、佐々木さんは学生時代に完済していたので、学生のときより1%ほど利率を下げてくれたそうです。
50万円ほど学生ローンからつまんだあと、安易に給与振込み銀行から借り入れ。
しかし、100万ほどあったローン枠はわずか1年でなくなってしまいました。
その次にクレジットカードの50万ローン枠を半年ほどで目一杯借りてしまい、
これを合計4枚のクレジットカードで繰り返すことに・・。
そして、いよいよサラ金に手を出しました。
大手のプロミスから100万円、無利息が売りのレイクから50万を借り入れ。
このころ、佐々木さんは年に100万円ペースで借金が増えていました。
原因は9割がた沖スロ。それが約5年間続き、とうとう500万円にまで膨らんでしまったのです。
「もう気の休まるときはありませんでしたね。仕事と借金のことでつねに頭がいっぱいでしたよ。
最初は仕事のストレス解消のつもりで始めて、気づいたらとてつもない債務を抱えてしまうなんて…。
当時、自分にいくら借金があるのか、怖くて計算できませんでした。
でも、どこかで借りることができれば、安心したんです。
『まだ見捨てられていない、まだ大丈夫』だと。そして、また沖スロを打ちに行ってしまいました」
しかし、交際中の彼女に借金のことがバレてしまいました。
厳しく問い詰められ、二度と沖スロをしないことを誓わさせられ、
彼女によるプラン、彼女による管理のもと、返済が始まったのです。
家賃や携帯電話など毎月の出費を除いて、できる限り返済額を確保し、その残りが小遣い。
佐々木さんはタバコ代にも苦労するようになりましたが、もはや何もいえる立場ではありません。
ですが高給取りだったこともあり、1年半ほどで完済。
「いや、彼女には本当に頭が上がりません。
これからも借金のときのように、僕を全面的に管理してもらいたいです。
一生ついていきますんで…」
◆おすすめカードローン↓
ユーザー支持率No.1「プロミス」