改正貸金業法の施行後、プロミスやアコムなどの
消費者金融はメガバンク等と提携し保証業務を
おこなうことで収益化を図ってきました。
消費者金融と同様にカードキャッシング業務を
おこなうクレジットカード会社はどのような戦略を
採ってきたのでしょうか。
改正割賦販売法の影響もありクレジットカード会社や
信販会社は消費者金融と保証業務で対抗するのではなく
顧客エリアの棲分けや再保証などの方法で共存しながらも
教育ローンやオートローン、さらには事業者向けローン
などの低金利商品から資金需要者へ訴求力のある商品まで
ラインナップを揃え、経営努力を続けています。
ですが一方で、消費者金融とクレジットカード会社の
キャッシング業務の縮小は収益構造に大きな悪影響を
及ぼしているのは事実です。
保証事業で得られる保証料収入はプロパー融資における
金利収入の半分程度にしかならないのです。
※プロパー融資とは、あなたが信用保証協会などの
外部機関による信用保証を受けず、ダイレクトに
金融会社から融資を受けることを言います。
つまり、消費者金融のカードローン、キャッシング
のことです。
つまり、消費者金融などにとっては保証業務よりも
カードローン融資の方が収益が大きいわけですね。
最近のアイフル復活に見られるように改正貸金業法の
悪影響もようやく解消されつつある金融業界の今後は
少し明るい兆しもあります。
キャッシング審査、カード審査の通過率も改善されて
いくものと予想されます。金融リテラシーを身に付け
賢く利用しましょう。