カードローンの与信審査と個人信用情報の照会データ

前回のコラムではＪＩＣＣについて詳細を
説明しましたが、今回はＣＩＣについて
詳しく解説していきます。

カードローン審査において個人信用情報機関の
役割は非常に大きいものがあります。

個人信用情報機関には前述のＪＩＣＣ、ＣＩＣ
そして全国銀行個人信用情報センター（ＫＳＣ）
の3つがあります。

中でもＣＩＣにはクレジットカード会社やアコムなど
消費者金融も加盟しています。

株式会社シー・アイ・シーには約1000社の会員会社数
があり、保有情報量は約5億9,031万件にものぼります。
これはＪＩＣＣの2倍以上のデータ量です。

個人信用情報の照会のために必要とされる事項について、
顧客に関する事項としては、カナ氏名、生年月日、電話番号
郵便番号、運転免許証番号となっています。

会員会社に関する事項としては、会員窓口コード、
オペレーターコード、パスワード照会区分など
となっております。

上記の項目で以下のような個人信用情報が照会できます。

・顧客識別情報
氏名、生年月日、郵便番号、住所、電話番号、性別、公的資料番号
勤務先名、勤務先電話番号など

・与信関連情報
契約管理区分、契約年月日、商品コード、
契約額、支払回数、残債額、割賦残債額、
年間請求予定額、契約終了予定日、報告日、
情報種別、請求額、入金額、入金履歴、
終了コメント、確定日、貸付日、残高、
キャッシング残高など

・事故・異動情報
異動情報（延滞、保証履行等）、延滞有無

※事故情報、異動情報はＪＩＣＣより項目はかなり少ないです。

・その他
配偶者属性（氏名、生年月日、郵便番号、
住所、電話番号、勤務先名、勤務先電話
番号、公的資料番号、公的資料確定日等）
調査中コメント、申込情報（照会区分、
照会年月日、商品コード等）、本人申告

以上が主要回答項目となっています。
与信関連情報とその他の項目でＪＩＣＣと
比較して情報データが多くなっています。

個人信用情報機関のこうした内部情報などは
あまり外部には出てこないものですので、
ぜひ参考にしてください。