最近はモビットなどで条件によっては
一切の「WEB完結なら電話連絡なし」という融資サービスが
登場していますが、基本的にはやはり
消費者金融会社からの電話での確認は残っています。
もちろん、「こちらキャッシングのプロミスです」とか
「カードローンのアコムです」などという
もろに会社や家族にバレるような電話でないので安心して下さい。
インターネットで借入に必要な項目を書き込み申し込みをすると
ローン会社は個人信用情報機関に問い合わせをおこないます。
信用情報センターから個人情報が届き、
この段階で問題がなければ、あなたの担当者は
勤務先の会社に在籍確認の電話をかけます。
さすがに消費者金融業者の名前は出さず、
担当者(女性の場合が多い)が個人名で私用を装ってかけるのですが、
それでも上司や同僚に「おかしな電話がかかってきたぞ」と
後から会社で指摘されることを心配をするユーザーもいると思います。
キャッシング業者によっては、ご丁寧に
「お勤め先に在籍確認の電話を入れてもよろしいですか」
とあらかじめ断りを入れるところもあるが、
審査の必須項目のため「電話しないでください」
と言っても絶対に通用しないので覚悟するしかありません。
ただし、「どんな感じで電話をかけるか」については要望できるのです。
例えば男性が電話をして来てほしいとか、
特定の名前(個人名や会社名)を名乗ってほしいとか、
心配な場合はあらかじめ遠慮せずはっきり申し出ておくべきです。
また、事前に会社の電話番号がNTTの104に登録されていると
信用度が増し、確かな業者とみなされ問題ないですが、
登録がないと会社情報の観点から、
この企業は不安定な少々あやしい会社かもしれない、と誤解され
ローン審査は不利になる可能性もあるので注意したいところ。
飲食店や美容室など店舗を構える自営業者も
お店の電話番号が104に登録されているか否か、
がカードローン審査における評価のポイントとなります。
自由業は取引先に電話連絡がある可能性が高いです。
例えばフリーライターなら執筆している出版社に仕事の内容を確認されたりします。
基本的にどんな職業でも電話での「在籍確認」が取れないと借り入れはできないでしょう。
加えて、一部の業者は親元(両親の住む実家)にも電話を入れる場合もあります。
例えば、20代で一人暮らしの客なら、実家に
「○○君の高校の同級生の佐藤です。彼、お盆は帰ってきますか?」
などと友達を装って電話をかけ、数分話して打ち解けたら
「じゃ、手紙出すから一人暮らしのアパートの住所教えてくださいよ」と切り出し、
親が子供の住所を即答できたら融資限度額が10万円アップした、
貸し付け金利が低くなって融資OKだった、などということが
過去、実際にあったといいます。
これは裏を返せば、親子の親密度をうかがい、本人が返済不能になった時に借金を肩代わりする親かどうか確かめるというわけです。
われわれユーザーの気付かない視点ではあるが、金融会社の裏ではこんな冷静な審査がおこなわれているのですね。
なお、上記は一部の中小金融会社の話で、大手のプロミスやアコムのお話ではありませんのでご安心を!