その1からのつづきです。
よくよく見てみると、こっちは少しやばい情報が。
まず「取引形態」の欄に「保証(代弁)」とあります。
これは「保証を行った債権。未払い等が発生し代弁を行ったもの」という意味。
明らかに事故情報です。
ですが、もっと致命的なことに、「注意情報」のところに「H18/02/※特定調停」という文字。
完全にアウトです。
落ち込みながらもCICの情報を見てみると、こちらは会社ごとに用紙が分かれていました。
どれもだいたいは「終了状況」の欄は「完了」となっており、何も問題なさそうに見えます。
むしろきちんと支払っていることがわかるので、優良な顧客のようにも見えます。
ただ、ひとつ気になったのが、アコムの[残債額]は[0]なのに、[終了状況]は空欄。
解約したはずなのにこれはおかしい・・・。
消費者金融の契約がひとつくらいあっても与信には影響ないのですが、気分的にイヤだったのでアコムに電話。
すると、アコム本体は解約されていたのですが、「キャッシュワン」の契約が残っていたことが判明。
ただちに解約してもらいました。開示してみるもんですね。
さて、ふたつの開示情報を見た限りでは、JICCは完全にアウトだがCICだけならなんとかなりそうです。
ですのでCICにしか加盟していないクレカ会社を選べば・・・と思い、
審査が厳しいといわれる銀行系のクレジットカード「三井住友VISA」と、
比較的甘いとされる家電量販店系の「ビックカメラSuicaカード(ビューカード)」に申し込んでみました。
結果は無惨にも連敗。
三井住友VISAはともかく、ビックカメラなら大丈夫かと思ったのですが、
当日発行される仮カードの発行さえ断られた格好となりました。
おかしい・・・CIC情報なら平気そうだったのに・・。
不思議に思って信販会社勤めで与信に関わる仕事をしている中学時代の友人に自分の情報を見せてみることに。
すると「そりゃそうだよ!」と一笑に付されたうえ、
「しかも多くのミスも犯している。先に相談してくれればよかったのに」
と怒られました(できれば見せたくなかった)。
なぜ、ダメだったのか。
以下の2つの理由があるそうです。
1.JICCとCICに相互に情報交換しているから
情報交換についてはそれなりに知識はあったが、きっと件数や残高くらいかと思っていたらそうではないらしいです。
延滞や事故情報などの情報も交流しているという。代位弁済の情報などはもちろん筒抜けなのです。
2.CICに事故情報が載っていたから
「完了情報」ばかりに気をとられ、完全に見落としていたのですが、
TSBキャピタルの「返済状況」という欄に「異動」と明記されていました。
異動とは延滞があったり、保証債務が履行されたり、破産手続きをしたら記されるらしいです。
つまりCICとJICCが情報交換していなくてもアウトだったということです。
◆あちこちで申し込むとその情報も筒抜け!
なんとショックな事実。社会から拒絶されたような感覚と言ったらいいのでしょうか。
いったい俺はいつになったら社会復帰できるんだろう、と思います・・。
こう嘆いていると、先の友人が「あと数か月で事故情報も消えるでしょ!」と言ってくれました。
そういえばJICCの「特定調停」の記載には日付が書いてありましたが、あと1か月で丸5年ということになるのです。
よし、じゃああと1か月後に申し込みに行こう!と言うと、「あと半年は待て」と釘を刺されました。
実は立て続けに審査を受けるのはよろしくないとのこと。
なんとCICでは審査のためにクレジット会社がアクセスしたらその履歴が残るというのです。
友人日く、
「短期間での申し込みはまぁ2件くらいなら問題はないんだけど、お前の場合は落とされているから、印象は最悪」
みたいです。
この「申込情報」が消えるのが6か月後らしいので、あと半年は我慢しろということなのです。
なお、複数社に申し込む場合、審査が甘い会社から試すのがよい(落とされたらまた半年喪に服す必要があるため)、
以前、落とされたところは半年経っても落ちる可能性が高いので避けた方が無難、
という情報も得ました。
会社によって違うのですが、申込みデータやなぜ落ちたかの理由はデータとして1年間は保持するらしいです。
もう少し待てばもしかしたら三井住友VISAが持てたかもしれないのに・・・。
タイミングが劇的に悪かったわけですね。
半年後は同じ間違いを繰り返さないように、
再び開示して「異動」や「代弁」などの文字が消えていることを確認してから、
申し込むようにしようと思います。
開示請求の情報も残るらしいですが、与信には影響しないらしいので、自分の情報がどうなっているのか、みなさんも一度開示してみてはいかがでしょうか?
(おわり)