銀行系消費者金融と言われても、
あまりピンとこないという方も多いと思われます。
これらは銀行と提携している消費者金融を差し、
代表例としてモビットやノーローン、アコムなどが存在します。
簡単な見分け方として、公式サイト上に○○銀行グループなどと
記載されている消費者金融をイメージされると良いでしょう。
反対に大手であればアイフルなどは、銀行の傘下に入っていない
通常のノンバンク系消費者金融となります。
両者は比較するといくつかの点において
異なる傾向を有しています。
借り入れの際には予め特徴を把握しておく必要があります。
まず、銀行系消費者金融の主なメリットは、
融資金額の上限額の多さと、
グループ口座との提携サービスにあります。
特に前者の恩恵は大きなもので、銀行を母体として活動している
消費者金融ですから、融資してくれるお金の上限金額が
純粋なノンバンク消費者金融と比較して大きくなりがちです。
もちろん初回から数百万円を融資してくれるケースは
ほとんどないでしょうが、繰り返しの利用による上限枠拡大は
進めやすいと言われています。
また、後者のサービスについても見落とせません。
グループ内銀行口座との併用を行う事でATM手数料を無料にできたり、
必要手続きを簡略化できたりと各社において様々な恩恵を受ける事ができます。
ノンバンクと比較してより大きな特典を
受ける事が可能です。
特にモビットが提供する、グループ口座を持つ利用者に対して
電話確認なしというサービスは印象的なものとなっています。
ですが、銀行系消費者金融はある部分で
デメリットも有しています。
中でも最大のデメリットというべきは、審査の厳しさです。
一般的に消費者金融は審査ハードルという点において
優れた特性を有しています。
しかし、ノンバンクと比較すると、若干、
審査通過率において低くなる傾向があります。
もちろん、アコムのように40%近くもの通過率を有している
企業も存在しますが、他の多くの企業は20~30%前後を
推移していると言われています。
また、デメリットというよりは誤解と言うべきですが、
誤った認識を引き起こしやすいという
問題も内包しています。
代表例が総量規制に関する問題です。
銀行系だから対象外だなどという安易な思い込みで申込み、
断られてしまうケースがあるのです。
これは誤った情報を提供するサイトが多いという原因もあるのです。
しかし、主な原因は、完全な銀行キャッシングであるレイクを除いて、
アコムやモビットなどは総量規制の対象となる事実を、
名称の紛らわしさに釣られて見落としているという点です。
銀行系消費者金融と言っても
消費者金融である事に変わりはありませんから、
総量規制はしっかりと適用される点を誤解してはいけません。