株式会社日本保証は事業者向けローンと個人向けローンのどちらもおこなう貸金業者、消費者金融会社です。
トラストの完全子会社で旧体制(社名)は株式会社日栄、株式会社ロプロでした。これらは主に商工ローン(事業者ローン)をおこなう金融機関でした。
いわゆる消費者金融事業は旧武富士から受け継いだものになります。
また最近の銀行カードローンの隆盛もあってその機関保証業務も積極的におこなっています。同社のメイン事業でもあります。
特に地方銀行の保証業務を中心に行っていて、愛媛銀行、西京銀行、東京スター銀行、近畿産業信用組合、香川銀行のカードローンにおける保証をおこなっています。
融資部門(貸金業)ですが、個人向けでは「不動産担保ローン」をおこなっています。金利は5%から18%で限度額は50万円から10億円までと非常に幅広い対応です。
事業者ローン部門では「手形割引」、「ビジネスローンエール500」、「不動産担保ローン」、「不動産事業者向けローン」、「有価証券担保ローン」、「メディカルサポートローン」の6つのサービスが用意されています。
これらは総量規制の対象外であり、事業者のニーズに積極的に応えています。
気になるこれぞれのローンの年率を掲載しておきます。
「手形割引」:年率 3.9%~18.0%
「ビジネスローンエール500」:9.8%~18.0%
「不動産担保ローン」:5.0%~18.0%
「不動産事業者向けローン」:5.0%~15.0%
「有価証券担保ローン」:8.0%~15.0%
「メディカルサポートローン」:9.0%~15.0%
◆株式会社日本保証ご案内
〒105-0001
東京都港区虎ノ門一丁目7番12号
虎ノ門ファーストガーデン10F
TEL:03-6830-8100
公式ページ http://www.nihon-hoshou.co.jp/
【コラム】
◆借金を期限内に返済できないと、どうなる?
借りたお金は返済するのが当然であるが、無い袖を振ることはできない。
だから早めの対応が必要で金融会社などに事前に相談することが重要である。
銀行では、長い取引先のときは、一回や二回なら面倒をみてくれる。
しかし、それに甘えて泣きつけば、いつでも面倒をみてくれるかというとそうではない。
泣きつくたびに会社の信用は低下し、借りにくくなる。
そして、銀行が取引を打ち切る決心をしたときは、約束どおりのことを実行する。
銀行の約定書、担保差入証の裏面の約定にどんなことが書いてあるか、とっくりと読んでみることである。
たとえば、「期限の利益の喪失」の項には、「貴行に対する債務の一つでも期限に弁済しなかったとき」と書いてある。
つまり銀行からの借金の一つでも期日どおりに返さなかったときは、他の借金の返済期限があと六カ月あったとしても、すぐ借金の全額を返済しなければならないことになるのだ。
これが筋なのだ。
銀行では、貸金の保全のために担保をとったり、保証人をつけたりしている。
定期預金などを担保に入れているときは、あなたに何の通知もせずに借金と相殺できるし、あなたの会社に他の預金などがある場合にも相殺をされる。
担保物件が有価証券ゃ手形、固定資産などの場合は、これを処分して借金の弁済に充当をする。
連帯保証人がある場合には、 連帯保証人に対して借金の支払いを請求する。 つまり、約定書や、担保差入証に書いてあるとおりに実行されることを覚えておくことである。
◆利息について
利率のとり決めのない場合は、法定利率が適用される。
銀行から借金をするときに、利率についてトラブルを生ずることはほとんどない。
手形割引のときは利息前取りで、割引時に六十日分とか九十日分の割引料が天引きされるからである。
短期借入金のときも、通常手形貸付けの形成、つまり借りる方が手形を切り、前取り利息を差し引かれた金額を借りるので、手形割引と形式は全く同じである。
設備資金など長期の借り入れの場合は、「金銭消費貸借契約証書」という契約書を作成する。
その契約書に利率が記入されている。
それで、問題の起こる可能性はほとんどない。
こういう銀行からの借り入れでなく、友人から借りるとか、取引先から借りるというケースでは、利息の条件をはっきりさせないで借りることがある。
この場合、私は一割くらいは支払うべきだと思うが、法律的には規制はない。
利率のとりきめのない取引だと民法の5%や商取引では6%で利息を計算するケースもある。
(2016年12月15日更新)